初節句のお祝いへのお返しは?初節句内祝いのマナー
- 読み物
- 2021.4.2
目次
初節句は、かわいいお子さんにとって一生に一度きりのイベント。
お子さんの健やかな成長を願い、ほとんどのご家庭が初節句のお祝いをされると思います。
その際、パパママのご両親や親戚の方からお祝いを頂く機会があります。
しかし、どうやってお返しをしたらいいのかわからない方もおられるのではないでしょうか。
初節句にお祝いをいただいたお返し、初節句内祝いのマナーについてご紹介します。
初節句とは?
お子さんが誕生後初めて迎える節句を「初節句」といいます。
そもそも「節句」とは、日本の暦(こよみ)において、「季節の変わり目となる日」のことを指します。
季節の変わり目に家族でお祝いの膳を囲んで子供の成長を祝い、健やかな成長を祈る日本の伝統的な行事です。
男の子は、5月5日の端午の節句に、病気や事故から子供を守って元気にまっすぐ育ってくれるように願いを込め、鎧や兜、鯉のぼりを飾ります。
端午の端は“はじめ”という意味で、5月最初の午(うま)の日のことです。
午(ご)という文字の音が五に通じることなどから、奈良時代以降、5月5日が端午の節句として根付いていきました。
端午の節句は「菖蒲の節句=尚武(しょうぶ)の節句」とされ、「男の子のお祭り」と意識されるようになりました。
女の子は、3月3日の桃の節句に、ひな人形を飾って節句のお祝いをします。
ひな人形には厄を引き受ける役目があり、子供に災が降りかからず幸せな人生を送れるようにという願いが込められています。
旧暦の3月3日の頃は桃の花が咲く季節であること、また桃は魔除けの効果を持つとされてきたことが由来とされています。
節句の当日にはご両親や親しい方とお祝いの会食をするなどして、お祝いの席を楽しみます。
また、赤ちゃんが生まれて間もなく節句を迎える場合には、ママや赤ちゃんに負担がかからないよう1年延ばして翌年の節句にお祝いをしても問題ありません。
初節句の内祝いは必要?
一般的に、「子供の成長と健康を願うお祝い」に対してはお返しは不要と言われています。
ですので、初節句のお祝いに対するお返し、初節句内祝いは基本的には必要ありません。
ひな人形や鎧兜などをプレゼントされた場合、お祝いの会食に招待することがお返しとなります。
しかし、ひな人形や鎧兜は高額なため、お祝いの席に招待しただけでは申し訳ない…と思われる方も多いのでは。
その場合は、お土産として持ち帰っていただける品物を用意するのもよいでしょう。
ほか、お祝いをいただいたけれど遠方に住まれていたり、都合が合わなかったりしてお祝いの会食にお越しいただくのが難しい方には、内祝いの品を贈りましょう。
内祝いを贈る時期やお返しする金額の相場は?
初節句内祝いを贈るタイミング
お祝いの席でお土産として差し上げる場合は、当日までに用意してお帰りの際にお渡ししましょう。
宅配などで送る場合はお祝いの日からできれば1週間程度、遅くとも1ヶ月以内(女の子なら3月中、男の子なら5月中)にお届けするようにしましょう。
内祝いに贈る金額の相場は?
内祝いを贈る場合は、いただいたお祝いの2分の1から3分の1を目安にお返ししましょう。
高額なお祝いをくれた方に対しては、見合ったお返しを…!と思いがちですが、かわいいお子さんが元気にすくすくと育ってくれることが何より大事なお返しになるはずです。
お返しする金額にこだわりすぎず、何よりも子供の成長を喜んでくれることへの感謝の気持ちを込めて品物を選びましょう。
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初節句内祝いの品物にかけるのしは?
初節句など子供の成長に関わる行事は、何度あってもおめでたいこと。
初節句内祝いには、何度も結び直すことができるという意味がある“蝶結び”の水引ののしを使用します。
のしの表書きには「内祝」もしくは「初節句内祝」と書き記します。
のしの下には、お子さんがもらったお祝いのお返しということで、お子さんの名前のみを書き、苗字は書く必要はありません。
また、出産内祝いのときのようにお子さんの名前にふりがなを書く必要はありません。
お子さんの成長を温かく見守ってくださる方は、お子さんにとってもパパママにとっても、とても心強い存在ですね。
その方たちへの感謝の気持ちがより伝わるように、お返しの時期やのしの基本マナーを確認し、失礼のないように気を付けましょう。
千紀園スタッフ 2021.4.2
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