6月16日の和菓子の日・嘉祥の日に、抹茶スイーツはいかがですか
- 抹茶スイーツ
- 2023.6.8
6月16日は、「和菓子の日」です。
昭和54年、全国和菓子協会によって「和菓子の日」は制定されました。
なぜ6月16日が和菓子の日になったかというと、平安時代中期から明治時代まで、旧暦6月16日にお菓子を食べて厄除け・健康招福を願う「嘉祥」という行事が行われていたことに由来します。
おいしいお菓子を食べて厄除けと招福を願う、なんとも楽しい習わしですね!
嘉祥(かじょう)の日とは
「嘉祥」の起源は諸説あるようなので、一番知られている由来をご紹介します。
平安時代の仁明天皇の御世である西暦848年、疫病が蔓延したことから、6月16日に元号をそれまでの「承和(じょうわ・しょうわ)」から「嘉祥(かしょう・かじょう)」へと改め、厄除け・健康招福を願って16個のお菓子やお餅を神前にお供えして厄除け・健康招福を祈願した「嘉祥の儀」を行いました。
この儀式は宮中行事となり、江戸時代になると宮中だけでなく幕府でも重要な儀式となりました。
江戸幕府では嘉祥頂戴(かじょうちょうだい)と呼ばれる行事になり、江戸城の大広間に2万個以上のお菓子を並べ、将軍が大名・旗本など御目見得以上の諸士にふるまった、と言われています。
また、この行事は一般の人たちにも普及して、この日に嘉祥通宝16枚(16文)で16個のお菓子を買って食べる「嘉祥喰(かじょうぐい)」が行われていたそうです。
このように大切な行事として長年受け継がれた嘉祥ですが、明治時代に入ると廃れてしまいました。
それを昭和54年、全国和菓子協会が伝統あるこの行事を現代に復活させるべく、「和菓子の日」を制定したそうです。
嘉祥を抹茶スイーツで楽しんでみては?
嘉祥の日に、和菓子にちなんで和テイストの抹茶スイーツを楽しんではいかがでしょうか?
抹茶スイーツは甘すぎないお味で、ヘルシーなお菓子なので、健康招福を願う嘉祥にもぴったりです。
平安時代は16日にちなんで16種類のお菓子やお餅を準備していましたが、江戸時代になると、16を「1+6」として7個のお菓子を準備するようになったようです。
これを「七嘉祥」といい、現在も嘉祥菓子は7個入りのものが多いとのこと。
嘉祥菓子におすすめの、老舗茶舗千紀園の7種類の濃厚抹茶焼き菓子が入った詰合せをご紹介します。
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やっぱり和菓子!という方には、宇治抹茶だいふくがおすすめ。
平安時代、室町時代、江戸時代と、かくも長きにわたって人々が親しんできた「嘉祥の日」。
ぜひ6月16日には、お好きな健康招福を願って和菓子や和スイーツを楽しんでみてくださいね。
千紀園スタッフ 2023.6.8
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