ふなずし茶漬けを美味しく食べるお茶、見つけました

スタッフブログ
2024.7.29

こんにちは。
いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。
千紀園スタッフ佐藤です。

前回のブログ記事を投稿してから約2か月。
食べやすいふなずしを探し、さらに美味しく頂けるお茶を考え、試し、見つけましたのでご報告いたします。

 

使用するふなずしの選定

今回はふなずしが苦手な方でも美味しく頂けるをテーマにしておりますので、「食べやすい」と謳われているふなずしを実際に食していき、一番美味しく感じたもので試してみることにしました。

思い切って食したつもりが、不思議なもので、苦手だったと思い込んでいたふなずしが、今回食したものどれもが臭みがなく、美味しく食べられました。その中でも一番美味しく感じたのが「鮒寿し 魚治(うおじ)」のふなずしでした。

鮒寿し 魚治 のふなずし

今回の食べ比べに使用いたしましたのは、滋賀県高島市マキノ町にお店がございます「鮒寿し 魚治(うおじ)」のニ冬の手間ひまをかけてじっくりと熟成させた、初めての方でも食べやすいふなずしです。

湖魚の生臭さは全くなく、乳酸発酵の酸味と旨味が感じられ、ふなずしが苦手な私も美味しく頂くことができ、処理や漬け方などによってこうも違いがあるのかと驚きました。

ふなずし茶漬けの食べ比べ

前回の私の好みのヒントから、スッキリしたものや甘みがあるものよりも、苦みや少しクセのあるお茶を代表に相談し、選んでみました。

今回使用しましたのは近江煎茶「楽陽(らくよう)」と未発売の朝宮ほうじ茶の2種類です。
朝宮ほうじ茶は当店で現在販売しておりますスッキリとしたほうじ茶よりも、香ばしさがあり、濃く感じます。そこで、お茶の蒸らし時間によって味も変わってくるため、朝宮ほうじ茶は蒸らす秒数を2パターンで試してみました。

近江煎茶「楽陽(らくよう)」

<今回のお茶の淹れ方>
熱湯を一度湯呑に注ぎ、湯呑が温まってから、大さじ1の茶葉を入れた急須に湯呑のお湯を入れ、60秒ほど蒸らしたお茶を使用しました。

<感想>
濃い目のほうじ茶を常飲している私にとって、煎茶は湯呑み1杯で十分といった印象でしたが、思っていたよりもスッキリとしたお茶とふなずしの酸味と味わいを楽しみつつ、お茶碗1杯頂けました。

朝宮ほうじ茶(未発売)

<淹れ方①(通常のほうじ茶の淹れ方)>
熱湯を大さじ1の茶葉が入った急須に注ぎ、30秒蒸らしたお茶を使用しました。

<感想>
香ばしさや濃い目のほうじ茶が好きな方には1番だと感じました。お茶を頂くかのようにサラサラとお茶碗1杯頂けました。

 

<淹れ方②>
熱湯を大さじ1の茶葉が入った急須に注ぎ、15秒蒸らしたお茶を使用しました。

<感想>
ふなずしを美味しく頂くには1番でしたが、食する際は少量だけかなと感じました。

左:15秒蒸らし 右:30秒蒸らし

ふなずし茶漬けを美味しく食べるお茶は

まず、ふなずしが苦手な方でも美味しく頂けるお茶について。
ふなずしをメインに味わうなら、クセがありながらも比較的スッキリ感もある、近江煎茶「楽陽」か朝宮ほうじ茶15秒蒸らしが好まれるかと思います。
また、香ばしく濃い目のほうじ茶好きには朝宮ほうじ茶30秒蒸らしが好まれるかと思います。

また、重要なことなのですが、今回ふなずし茶漬けを食べ比べしてみて思いましたのは、ふなずしは基本的な作り方はあるが、地域や家庭によって少し違っており、味もそれぞれ違っているということ。さらに美味しいふなずしは美味しいという事です。

美味しいふなずしを使ったお茶漬けは、それもまた美味しく、ぜひ皆さんにもお試し頂きたいと思いました。

 

 2024.7.29

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