2021年の新茶の季節がやってきました!
- 日本茶
- 2021.4.30
今年も新茶の季節がやってまいりました!
ただ今、千紀園では2021年産宇治新茶のご予約を承っております。
お茶農家さんたちが丹精込めて育ててくれているおいしいお茶。
新茶はその中でも、5月6月、限られた時期にしか味わえない、特別なお茶です。
新茶のもつ瑞々しい香りは、春から夏にかけての爽やかな季節のおとずれを実感させてくれます。
そもそも新茶とは?
新茶とは、その年の一番最初に出てきた瑞々しい新芽を摘み取って作ったお茶のこと。
新芽には旨みや甘み、香り、 そして栄養分がギュッと凝縮されています。
お茶の葉は、1年に3~5回、収穫ができます。
摘み採った順番により「一番茶」「二番茶」「三番茶」と呼ばれます。
「新茶」と「一番茶」は、基本的には同じお茶のことで、呼び方が異なるだけです。
一年で最初に摘まれる「初物(はつもの)」「旬のもの」としての意味を込めて、「新茶」と呼びます。
新茶の特徴
新茶の特徴は、まろやかな甘みと、若々しくて瑞々しい香り。
新茶には、苦みや渋みのもとであるカテキンやカフェインが少なく、旨味や甘みのもととなるテアニンが多めであると言われています。
テアニンには、リラックスさせたり集中力を高めたりする効能があると言われています。
新茶を淹れるとき
①茶葉を一人あたり5g(大さじ1杯)急須に入れます
②湯のみに一度お湯を入れ、80℃程度に冷めたら急須に注ぎます
③1分程度蒸らしたら湯のみに、最後の一滴まで注ぎ切ります
お湯や茶葉の量、蒸らし時間はお好みで調整して、「あなただけの新茶の淹れ方」を見つけてくださいね。
お茶を淹れた時、お茶の表面にキラキラしたほこりのようなものが浮かんでいるのが気になったことはありませんか?
これは、「毛茸(もうじ)」という、新芽に生える産毛のようなもの。
毛茸は害虫や強すぎる日光などから柔らかい新芽を守る役割を担っており、茶葉が成長して硬くなるにつれてなくなっていきます。
そんな毛茸が淹れたお茶の表面に浮かんでいたら、茶葉が新芽の時期に収穫された品質が良いものである証拠。
新茶を淹れるときはチェックしてみてくださいね。
新茶の保管方法
どんなお茶も開封後は長期間にわたって保管しない方がよいですが、特に新茶の場合は、とにかくお早めに飲み切っていただくことをおすすめします。
茶葉が黄色く変色してしまったり、苦みが出てきてしまったり。
せっかくの新茶ならではの風味や味は時間とともに失われやすいので、おいしいうちに飲み切ってください。
また、開封前でも、賞味期限にかかわらずお早めにお召し上がりくださいね。
2021年の八十八夜は5月1日(土)
立春から数えて88日目の日を「八十八夜」といいます。
八十八夜は立春から数えるので、立春が動いたり、うるう年で1日増えたりすれば八十八夜も変動します。
今年2021年の八十八夜は5月1日(土)となります。
昔から、八十八夜に摘み採られたお茶を飲むと、1年間無病息災に過ごせると言い伝えられています。
末広がりで縁起の良い「八」がふたつ重なる八十八夜は縁起が良いと言われ、この日に摘まれたお茶は特別なものとして扱われてきました。
また、新茶のような「初物」「旬のもの」には、おいしさと栄養がぎゅっと詰まっています。
新茶はご自宅で楽しんでいただくのはもちろん、元気に過ごしてほしい大切な方へのギフトにもおすすめです。
瑞々しい味わいと爽やかな香りをお楽しみいただけます
抹茶焼き菓子や抹茶そばと新茶をセットにしたギフトも、毎年ご好評をいただいております。
新茶が仕上がる5月中旬あたりまで、新茶のお届けにはもう少々お時間を頂戴します。
店頭での販売も致しますので、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
千紀園スタッフ 2021.4.30
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