カフェインレスで低刺激な緑茶を気軽に楽しもう
- 日本茶
- 2020.8.17
緑茶は身体に刺激が強いと思って避けている方もいるでしょう。
カフェインが入っているから夕方からは飲まないようにしているという方もいるかもしれません。
しかし、もともとカフェイン含有量が少ない「カフェインレス」で低刺激な緑茶があることをご存じでしょうか。
この記事では刺激物と言われるカフェインがどういうものなのかを説明した上で、カフェインレスの緑茶の魅力を紹介します。
カフェインの刺激とは
お茶やコーヒーなどに含まれている刺激物としてよく知られているのがカフェインですが、どのような刺激があることが解明されているのでしょうか。
カフェインは日本薬局方にも収録されている薬で、薬理作用の研究が昔から行われてきました。
中枢神経を刺激することや、強心作用があること、胃酸分泌を増やすことや、代謝を促すことなどが判明しています。
全般的に心身の活動度を上げる方向に働きかけることから、刺激が強いという表現をされる傾向があります。
また、特に胃への刺激が強いと言われるのは胃酸分泌作用があるからで、コーヒーを飲むと胃が痛くなってしまうという人はカフェインの作用が原因の一つと考えることが可能です。
一般的なお茶のカフェインの含有量
カフェインが多く含まれていると刺激性があることがわかりますが、一般的な緑茶にはどのくらいのカフェインが含まれているのでしょうか。
カフェイン量 | 浸出法 | |
玉露 | 160mg | 茶10gを60℃の湯60mlで2分30秒浸出 |
煎茶 | 20mg | 茶10gを90℃の湯430mlで1分浸出 |
ほうじ茶 | 20mg | 茶15gを90℃の湯650mlで30秒浸出 |
番茶・京番茶 | 10mg | 茶15gを90℃の湯650mlで30秒浸出 |
玄米茶 | 10mg | 茶15gを90℃の湯650mlで30秒浸出 |
ウーロン茶 | 20mg | 茶15gを90℃の湯650mlで30秒浸出 |
紅茶 | 30mg | 茶5gを熱湯360mlで1分30秒~4分浸出 |
コーヒー | 60mg | コーヒー粉末10gを熱湯150mlで浸出 |
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
煎茶やほうじ茶では100gあたりのカフェイン量が20mg、番茶・京番茶や玄米茶では10mgとされています。
紅茶では30mg、ウーロン茶では20mgです。
カフェインが多いと言われるコーヒーでは60mgとなっているため、もともと緑茶に含まれているカフェインはあまり多くはないことがわかります。
ただ、緑茶の中にも抹茶や玉露のようにカフェインが多く含まれているものもあります。
玉露の場合には100gあたり160mgなので、コーヒーの2.67倍の含有量なのです。
カフェインの刺激の低さを考えるなら玉露は避け、ほうじ茶や番茶・京番茶、玄米茶を選ぶのが適切でしょう。
カフェインレスのお茶の魅力
カフェインレスの緑茶の魅力は、カフェイン含有量がもともと少ないことによってカフェインによる刺激があまりないことです。
ほうじ茶や番茶・京番茶、玄米茶は、赤ちゃんや小さい子供さん、お年寄りの方にも安心してお飲みいただけます。
カフェインが気になっていて緑茶を避けている方も、ほうじ茶や番茶・京番茶や玄米茶などのカフェインレスの緑茶を試してみてください。
〇本日ご紹介した商品
千紀園スタッフ 2020.8.17
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