おいしい緑茶をいれるための急須の選び方
- 日本茶
- 2022.1.7
現在はティーバックでもおいしい緑茶が淹れられるようになりました。
しかし、時間があるときや大切な方をおもてなしするときは、急須を使って丁寧にお茶を淹れたいものです。
「急須を買いたいが、種類がいろいろあってどれを買おうか悩んでいる」という人もいるでしょう。
そこで今回は、おいしい緑茶をいれられる急須の選び方を紹介します。
素材の種類で選ぶ
急須はいろいろな種類の素材があります。
一例をあげると、陶器、磁器、鉄瓶、樹脂、ガラスなどです。
この中で昔から最も多く使われているのが、陶器の急須です。
陶器は吸水性が高いので、陶器の急須で緑茶を淹れると緑茶に含まれるカテキンが陶器に吸着し、まろやかな味となります。
一方、磁器やガラスなどは吸水性がないのでお茶本来の味を楽しむことができます。
鉄器は風情はありますが、重いという欠点があります。
特にこだわりがないのならば、陶器の急須を選ぶとまろやかで飲みやすいお茶が淹れられるでしょう。
また、軽くて割れにくいものを探している場合は樹脂製がおすすめです。
茶こしの選び方も大事
また、茶こしの選び方も大切です。
急須本体に穴が開いている「ささめ」と呼ばれる形状は、洗い方が足りないと茶葉がいつまでも残ってしまいます。使いやすさで選ぶならば、ステンレス製のかご網がセットできるタイプを選びましょう。
取り外して洗えるのでお手入れも簡単です。
なお、急須自体のお手入れ方法は前述した素材のものならば、水洗いで十分です。
茶葉が残らないように丁寧に洗い、完全に乾かしてからしまいましょう。
水が残っているとそこに雑菌が繁殖して臭いの原因となります。
急須の大きさで選ぶ
急須にはいろいろな形があります。
特に、持ち手は横手、後ろ手、上手などいろいろな形があります。
使いやすいものを選べばよいのですが、上手タイプはほうじ茶や玄米茶など98度前後の熱い湯を使うお茶を淹れる際に使うと、持ち手が熱くなりにくいのでおすすめです。
また、急須の中には持ち手がないものもあります。
これは、玉露など60度前後のぬるめのお湯で淹れるお茶に使いましょう。
この他の注意点としては、急須とふたのすりあわせにずれがないか、買う前に確認してください。
すりあわせが悪いと蒸らしがうまくいきません。
お気に入りの急須で、おいしい緑茶を楽しんでくださいね。
千紀園スタッフ 2022.1.7
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