
久能山東照宮を参拝しました
- スタッフブログ
- 2025.3.28
3月某日、静岡県の久能山東照宮へ行ってきました。
江戸幕府初代将軍である徳川家康公の遺言に従ってその亡骸は久能山に埋葬され、その後2代将軍秀忠公の命により元和3年(1617年)久能山東照宮が創建されました。
久能山東照宮へ参拝するには2つの方法があります。
一つは日本平よりロープウェイで渡る方法。もう一つはふもとから参拝道を登って行く方法です。
参拝道は1,159段の石段で構成されることから「いちいちご苦労さん」の語呂合わせとともに知られており、宮司さんや巫女さんも毎日この石段を登って出勤されているとのことでした。
私は体力温存のためロープウェイを選択して久能山へ……。

この日の静岡は大変暖かく、境内ではやや濃いピンク色の大寒桜が咲いていました。

御社殿は江戸時代初期の代表的な建築物として知られ、国宝に指定されています。
極彩色の動物の彫刻をはじめとする意匠が素晴らしく、400年以上たった現在もその荘厳さは健在です。
また境内には呈茶席が設置され、土日祝日にはお抹茶を提供しているとのことでした。
東照宮のご祭神である家康公は、晩年に駿府城にて本山抹茶を愛飲していたと伝わっています。
本山茶(ほんやまちゃ)とは静岡県を流れる安倍川・藁科川の上流域で生産されたお茶で、久能山東照宮へ奉納されているお茶も本山茶です。
参拝後は再びロープウェイに乗って日本平へ戻りました。
やや霞がかってはいましたが、富士山を望むことができ、その均整のとれた姿にしばし見入っていました。

そして久能山近辺にはイチゴ農家が多数あり、参拝後はイチゴ狩りを楽しむこともできます。
受付で渡された練乳を片手に、甘酸っぱいイチゴを心ゆくまで味わいました。

滋賀から自動車で片道4時間近くかかりましたが、目で見て楽しい、食べておいしい静岡の旅でした。
千紀園スタッフ 2025.3.28
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