滋賀県産近江米みずかがみのケーキに純米酒と酒粕を
- 抹茶スイーツ
- 2016.12.1
\みずかがみのケーキ開発3話!/
「ウーン なんか面白くないなぁ」がまだ続きます。商品の販売開始にはいたりません。
納得するまで、とことんやります。
だけど、いつもこの考えで一品一品、商品開発をするので、長いときには一年以上かけたり、納得いかず開発をやめてしまうこともあります。
でも完成した時は、心からおすすめできる商品になります。お店で完成商品の話をたくさんしてしまいます。商品に想いがありますから。
それと、商品の外装(パッケージ)も大切に考えて作成しているので、総合すると商品開発は時間がかかります!
さて、みずかがみのケーキは『御代栄 純米みずかがみ』を使用することにより、酒の香りも心地よく美味しくできています。
美味しさを求めると、結構な酒の量を使用するんだと驚きました。
まだ完成品として納得していません。
みずかがみの米粉は、粒子が荒いのと水分量の調整が難しく、どうしてもパサパサ、ほろほろした食感になります。
小麦粉を一切使っていないので、パティシエが苦戦しています。
レシピの改良、焼きの水分量、焼き時間もテストを繰り返しますが、なかなか難しい。
そこで、あることを試します。
酒粕(さけかす)です。
酒粕は、日本酒を製造する過程でもろみを絞った後に残る白色の固形物です。
酒粕を入れたことにより驚きの変化がありました。
ケーキ生地の柔らかさと深いコクのある香りがもたらされました。
日ごとに違う味わいを表現しています。
それと、想像していたよりも、焼きが濃いです。
子供のころに、おじいちゃんおばあちゃんの家で、おくどさんで炊いてはったご飯を思い出しました。
おこげ という言葉が正しいの分かりませんが、釜の底にご飯のこげが出来ます。
ご飯に熱が入るとこの色になるんだなと納得しました。
さぁ、次は製品化テストです。
今までは商品開発のために、1本~3本づつ焼いていました。大量生産できるかのテストは重要です。
最後に悲しい結果です。8本づつしか生産できません。
少しづつ生産します。
美味しく焼くために、とても焼成に気を使うようです。
いよいよ販売出来そうです!
千紀園スタッフ 2016.12.1
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