会社のお取引先にお歳暮を贈るときのビジネスマナーとその注意点とは
- 読み物
- 2024.11.7
目次
御歳暮とは、日頃お世話になっている方に感謝の気持ちを込めて贈り物をする、古くからある日本の風習です。
ビジネスシーンでは、お歳暮を通じてお取引先への日頃の感謝を示し、今後の関係をより良いものにしていくことが大切です。
そのため、お歳暮の贈り方やタイミングを誤ってしまうなど、失礼のないように気を配りたいもの。
ここでは、お歳暮を贈る際に気をつけたいマナーについて詳しく解説します。
お歳暮を贈る際に気をつけたい基本のビジネスマナー
お歳暮を贈る際には、お取引先に対する感謝の気持ちを丁寧に伝えることが大切です。
選ぶ品物や贈るタイミングはもちろん、渡し方にもビジネスマナーが求められます。
以下は、お歳暮を贈る際に気をつけるべき具体的なポイントです。
会社のルールを確認する
まず、お取引先の会社に贈り物をしても良いかどうかを確認する必要があります。
特に近年ではコンプライアンスが厳しくなり、一部の企業ではお歳暮を受け取らない方針を取っている場合もあります。
直接確認するのが難しい場合は、事前に担当者へ聞くなどして確認しましょう。
一度贈り始めたら毎年贈る
お歳暮やお中元は、一度贈り始めたら毎年贈るもの、と言われています。
毎年続けて贈る予定をしていない場合は、お歳暮ではなく「御礼」として贈りましょう。
また、お中元かお歳暮のどちらかのみを贈る場合は、1年を通してのお礼を伝える贈り物であるお歳暮の方を優先するとよいとされています。
お歳暮を贈る時期にもご注意を
御歳暮を贈る時期は、先様の地域によって違ってきますが、ビジネスシーンでお歳暮を贈る場合は12月1日~12月20日頃が望ましいとされています。
お歳暮は本来、12月13日のすす払いの日から贈り始めるものとされていましたが、ビジネスでは年末年始の忙しい時期にあたります。
年末年始のお休みも考慮して、なるべく12月20日までにお届けできるように手配しましょう。
反対に、もしお届けが12月20日頃を過ぎてしまう場合には、「お年賀」としてお正月以降に贈ります。
お年賀として贈る場合には、1月7日(関西は1月15日まで)までにお届けするのが一般的です。
お歳暮もお年賀も、先様の営業日や担当の方が在席されている日に合わせてお届けできるように手配しましょう。
お歳暮は基本的には手渡しを
お歳暮は手渡しするのが基本です。
しかし贈る相手が遠方であったり、年末の忙しいなか挨拶をするタイミングがとれなかったりという場合は、宅配などでお届けするのも構いません。
ただし、宅配などでお届けする場合には、先様が受け取れず再配達の手間をかけてしまうことを避けるため、先だって送り状を出しましょう。
贈り物選びや体裁にも気配りを
お歳暮は正式な贈り物
お歳暮は正式な贈り物ですので、熨斗をかけて贈ります。
紅白の蝶結びの水引の熨斗に、表書きは「御歳暮」と記します。
御礼や御年賀として贈る場合にも、同じ紅白の蝶結びの熨斗に、表書きをそれぞれ「御礼」「御年賀」と変えて贈りましょう。
水引の下部分には、贈り主の名前を記します。
適切な価格の品物を選ぶ
お世話になったお取引先に贈る場合は3,000~5,000円、特に親しい関係や重要なお取引先に贈る場合には5,000~10,000円程度のものを選ぶのが一般的です。
あまり高価な品物を贈るとかえって気を遣わせてしまうため、適切な価格の品物を選ぶようにしましょう。
人気のお歳暮は
最近では、日持ちがして多くの人が楽しめるスイーツやお茶がお歳暮商品として人気です。
オフィスで休憩の際に飲めるお茶や、ひとりひとりに分けられるよう個包装になっているお菓子が定番です。
老舗の宇治抹茶を使用した焼き菓子は定番でありながら高級感があり、贈り物としての満足度が高いです。
お取引先へのお歳暮は、年末の感謝を込めた心温まるギフトです。
マナーとタイミングを守り、お取引先に喜ばれるお歳暮を贈りましょう。
千紀園スタッフ 2024.11.7
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