露地・露地道具（ろじ・ろじどうぐ）

露地とは茶庭の総称であり、茶席のある庭のことです。

一般には、飛石・つくばい・腰掛・石灯籠などを樹間に配した小庭園を露地とみてよいのですが、規模の大きいものになると二重三重にわかれ、茶席に近い方から、内露地、外露地と呼ばれます。

内露地は蹲踞（つくばい）を中心とした茶庭で、蹲踞の左に湯桶石があり、右に手燭石があります。また席の近くに塵穴があります。

外露地には腰掛待合があります。

これらの場所にそれぞれ必要な道具を総称して、「露地道具」といいます。