抗ウイルス対策には緑茶のちょこちょこ飲みが効果的!
- 日本茶
- 2020.12.11
緑茶が健康によいことは、広く知られています。
緑茶に含まれている「カテキン」や「テアニン」は免疫力増強作用をもち、緑茶を飲み続けることで、病気の予防にも効果が期待できるのです。
さらに、最近の研究で緑茶を飲み続けることが、抗ウイルス対策にもなることが分かってきました。
そこで今回は、緑茶が抗ウイルス対策に効果的な理由や、おすすめの飲み方を詳しく解説します。
緑茶が抗ウイルス対策に効果的な理由
前述したように、緑茶には健康によいとされる成分が多数含まれています。
緑茶に含まれているカテキンは、細菌やウイルスの働きを弱めたり増殖を抑えたりすることで知られています。
ウイルスは通常、人の口や鼻から侵入して感染するといわれています。
ウイルス粒子から突き出たスパイク状のたんぱく質を利用して、喉や鼻の細胞に感染する仕組みです。
緑茶に含まれているカテキン、中でもエピガロカテキンガレート(EGCG)が、インフルエンザウイルスのスパイク状に突き出たたんぱく質に直接作用して、感染を防ぐといわれています。
イメージ的には、スパイク状のたんぱく質にエピガロカテキンガレート(EGCG)がまとわりついて防ぐイメージです。
また、緑茶に含まれているカテキンの1種であるエピガロカテキンや、お茶の旨味成分であるテアニン、ビタミンCには体の免疫力を高める効果があります。
そして、2020年初頭から全世界で猛威を振るっているコロナウイルスにもインフルエンザウイルスと同じスパイクがあります。
そのため、新型コロナウイルスに関しても、インフルエンザ同様緑茶を飲むことで予防できるのではないか、と期待され研究がすすめられているのです。
ウイルス対策に効果的なお茶の飲み方と選び方
お茶の飲み方
人間の身体は乾燥に弱く、「のどの渇き」を強く感じるほど乾燥すると免疫力も低下します。
インフルエンザやコロナウイルスなどの抗ウイルス対策として、緑茶を20、30分おきにちょこちょこ飲むことで、カテキンでのどを常に殺菌し、身体に潤いを与え続けることになり効果的です。
また、うがい、特に緑茶を使ってのうがいはのどのイガイガやガラガラに効きますが、うがいは残念ながらどこでもはできないですよね。
うがいができない時にも、緑茶をちょこちょこ飲むことでうがいの代わりになります。
それに、ちょこちょこ緑茶を飲むことで、血液やリンパ液などの流れもよくなります。
お茶の選び方
抗ウイルス対策として有効なお茶は、カテキンが多く含まれているものがおすすめです。
緑茶はさまざまなお茶の中でもカテキンの含有量が多く、その中でも煎茶が最もカテキン含有量が多いと言われています。
インフルエンザなど感染症予防目的でお茶を飲むのなら煎茶がよいでしょう。
80℃くらいの熱いお湯で淹れた煎茶には、殺菌効果の高いカテキンが多く含まれています。
抽出時間を長くすると、その分カテキン濃度が高まります。
その分苦みの強いお茶にはなってしまうので、その点はご注意を。
緑茶の苦みが苦手な方や、小さいお子さんには、熱いお湯で淹れる緑茶よりもまろやかな味わいになる水出し緑茶がおすすめです。
水でゆっくりと抽出した緑茶は、エピガロカテキンが多く含まれています。
エピガロカテキンが多く含まれる水出し緑茶は、免疫力を高めたいときに役立ってくれる可能性があります。
また、ペットボトル入り緑茶は、手軽に購入でき、飲むのに便利ですよね。
しかし、ペットボトル入りの緑茶より茶葉から淹れた緑茶の方が、カテキン含有量や栄養成分が3倍も多く入っています。
なるべく茶葉やティーバッグから淹れたお茶を飲む方がよいでしょう。
関連記事:味や香りだけではない茶葉から淹れた緑茶とペットボトルのお茶の違い
美味しく淹れられるお茶の選び方としては、お茶専門店で茶葉を購入するといいでしょう。
スーパーでも茶葉が売っていますが、品質管理は専門店のほうが優れています。
ぜひ足を運んでみてくださいね。
〇今回紹介した商品
千紀園スタッフ 2020.12.11
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