台子(だいす)
- た行
- 2018.6.7
用語集テンプレ
点茶用棚物の一番元となるものです。
真台子・竹台子・及台子・高麗台子・爪紅(つまぐれ)台子を合わせて、特に「五つ台子」と称し、他に材質から名づけられた銀杏(鴨脚)台子、蒔絵の意匠が名称となった老松台子、夕顔台子などがあります。
台子は、真の台子、行の台子、草の台子に分けられます。
真の台子 ・・・ 真塗の角四本柱
行の台子 ・・・ 桐木地の竹四本柱
草の台子 ・・・ 二本柱あるいは木地の四本柱
用いる茶道具も、真の台子には通常、唐銅あるいは陶磁器の皆具を用いますが、行、草の台子には水指、杓立、建水、蓋置は皆具ではなく、それぞれ違ったものを取り合わせることになっています。
台子を根本にして、種々の大棚、小棚が生まれました。
長板(ながいた)も台子から派生した道具の一つです。
千紀園スタッフ 2018.6.7