作家・作品名 | 大徳寺黄梅院 小林太玄師・軸 一行物 「一華開五葉」 |
詳細 | <読み>
いっかごようをひらく
<意味>
この句には二つの解釈があり、
一つ目は花(華)が五つの花弁を開かせて実を付けて行く様に、
我々の心の花も開いて五つあると言う仏の知恵も自ずから備わり
菩薩へと通じると言う意。
もう一つは、達磨が開いた禅宗の興隆を予期していると言う意。
したがって物事や運勢が発展・興隆すると言う意味での
祝辞として用いられる事が多い。
<作家について>
小林太玄師 略歴
昭和13年 |
奉天に生まれる。 |
昭和36年 |
花園大学卒業。
相国寺僧堂に掛塔。
大津櫪堂師に参禅。 |
昭和50年 |
大徳寺塔頭黄梅院住職に就任。 |
昭和63年 |
花園大学社会福祉学科に学士入学。 |
平成3年 |
卒業し現在に至る。
黄梅院の改修に最大限に努力されただけでなく、
「和顔愛語」で剛毅朴訥な名僧として知られている。 |
<黄梅院について>
黄梅院は大徳寺の古くからの塔頭(たっちゅう)の一つです。
戦国時代の武将・小早川隆景の援助を受け、1588年に完成しました。
本堂は、桃山時代の代表的な禅院建築で、
本堂、 唐門、庫裡(くリ)は重要文化財に指定されています。
また庭園の「直中庭」は千利休の作と伝えられ
秀吉の馬印である千成瓢箪を象った池があります。
茶室は武野紹鴎、あるいは今井宗及好みと伝えられる「昨夢軒」があり、
他に「不動軒」及び、
裏千家鵬雲斎好みの「一枝庵」「鳳来庵」「玄徳庵」「関庵」があります。
また、黄梅院十四世の大綱宗彦(1773~1860年)大徳寺四三五世は茶の湯に堪能で、
表千家十代吸江斎宗左、裹千家十一代玄々斎宗室、
武者小路千家七代以心斎宗守らと交友しています。
また和歌にも書にも秀でています。
そして永楽善五郎家の中興の祖といわれる永楽保全は、
黄梅院の喝食から永楽家へ養子に迎えられ、永楽家十ー代を継いています。
また檀越(だんおつ)は小早川家の本家である長州毛利家がなっています。
現在、現住職小林太玄師により昭和50年より各建物の改修、改築が進められ、
この歴史的建物を後世に伝えるペく無私のご努力がなされています。 |
箱 | 桐箱 |
寸法 | --- |
商品番号 | 102633[stc010-019-08-太玄76] |
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