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夏の茶道具
夏を涼しく過ごすのにおすすめの茶道具
「利休七則」では、「夏は涼しく、冬は暖かに」、と言われています。
暑い夏の季節でも、お茶会では温かいお茶を飲むのが作法ですが、そうは言っても、暑い盛りに暑いお茶を飲むのは大変なことです。
夏を少しでも涼しく過ごしていただくために、夏ならではのおすすめの茶碗があります。
平茶碗、ガラス・義山(ギヤマン)の茶道具を選ぶ
平茶碗 (ひらちゃわん)、それはお茶の温度を早めに引かせるために、飲み口が広めに作られた茶碗です。
また、ガラス製の茶道具を使うことで夏のお茶会をさらに涼しく演出することができます。
平茶碗は通常5月~10月の間、使うことができますが、主に用いるのは7月~8月となります。
平茶碗はこちら
ガラス・義山の茶道具特集
夏らしい絵柄を選ぶ
色は、涼しげな白系統や青系統を、絵柄は、夏らしい朝顔、団扇などを選ぶのもおすすめです。
朝顔の茶道具
団扇の茶道具
少し先の季節の絵柄を選ぶ
茶室のしつらえ、茶道具、お菓子、茶道の精神はおもてなしの心が大事です。
花が描かれている茶碗は、季節を先取りし、一番の見頃、盛りの時期をあえて外します。茶道では、あえて少し先の季節の絵柄の茶道具を選ぶこともあります。
暑い夏に少し先の秋の絵柄を選ぶことで、涼しさを感じていただくよう演出します。
それは、「本当に綺麗な見頃の花には、到底敵わないから遠慮する」という精神からだ言います。
秋の茶道具
菊の茶碗