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新しい年を迎えるにあたり、当店では「干支」や「勅題」に因んだ品々や、おめでたい「松竹梅」「富士山」「鶴や亀」等のお道具も取り揃えております。
また、初釜に合わせて、帛紗や、懐紙入れ(帛紗挟み)、 数寄屋袋等を新調するのもおすすめです。 「嶋台茶碗」「飾胴炭」「三宝」「訶梨勒」等、 おめでたいお茶席の設えに必要な品も幅広く扱っております。
皆様ご存知の十二支は、私たち日本人にもなじみ深く、令和七年 (2025年) は「巳(み) 」年です。
十二支は、中国を初めとしてアジアでも親しまれ、身近な動物が当てはめられているので、生まれ年としてよく知られています。 「巳」は、十二支の6番目で蛇のことです。蛇は古くから豊穣神として信仰の対象とされており、蛇は餌を食べなくても生きながらえるので、「神の使い」として崇められています。 脱皮を繰り返し成長するため、その様子が生まれ変わるように見えることから、「再生」「生命力」「命」の象徴と言われており、蛇柄の財布を持つとお金が出て行かず金運が上がると言われるなど、縁起が良いとされています。
また「十干(じっかん)」では、「乙(おつ:きのと)」の年となり、令和七年は「乙巳(きのと・み)」が正式な名称です。「乙」は、十干における第二の文字となり、困難があっても進むことや、伸びやかに茂る草木に例えられます。
巳のお道具は、茶道だけでなく縁起の良いインテリアとして一年を通してお楽しみいただけます。
十二支は、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)と12種類あります。
十干(じっかん)は、甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)となります。
「勅題」は、宮中の年中行事で行われる「歌会始」で詠まれる共通の御題です。 「歌会始」の起源は、鎌倉時代中期とも言われ、明治7年(1874年)には一般の詠進が認められ、国民も宮中の歌会に参加できるようになりました。
令和七年(2025年)の勅題は「夢」と定められました。 歌に詠む場合、「夢」の文字が詠み込まれていれば良いので、「夢幻」、「夢中」、「夢路」のような熟語、また、「夢見る」のように訓読しても差し支えありません。
人々が集まって共通の題で歌を詠み、その歌を披講する会を「歌会」といいます。 既に奈良時代に行われていたことは、「万葉集」によって知ることができます。
天皇がお催しになる歌会を「歌御会 うたごかい」といいます。 宮中では年中行事としての歌会などのほかに、毎月の月次歌会(つきなみのうたかい)が催されるようにもなりました。 これらの中で天皇が年の始めの歌会としてお催しになる歌御会を 「歌御会始 うたごかいはじめ」 といいました。 古くから歌御会始といわれていたものが、1928年(昭和3年)以後は「歌会始」といわれることになりました。
歌御会始の起源は、必ずしも明らかではありません。鎌倉時代中期,亀山天皇の文永4年(1267年)1月15日に宮中で歌御会が行われており、『外記日記』はこれを「内裏御会始」と明記しています。 以後,年の始めの歌御会として位置づけられた歌会の記録が断続的に見受けられます。このことから、歌御会始の起源は遅くとも鎌倉時代中期まで遡ることができるものといえます。
干支や勅題に関するお道具を目にすることは、茶道の大きな楽しみのひとつです。
1月の初釜やお稽古の際に、干支のお道具にお目にかかれます。 新年を迎えた喜び、干支が変わっていったことにお道具をとおして改めて感じることができます。
また、12月師走の季節にも、その年の干支のお道具を拝見する機会があります。 これを最後にまた12年後の楽しみとして少し寂しい気持ちになりますが、1年無事に過ごせたことに感謝のおもいを抱きます。
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新春の茶道具特集 令和七年(2025年)
新しい年を迎える
新しい年を迎えるにあたり、当店では「干支」や「勅題」に因んだ品々や、おめでたい「松竹梅」「富士山」「鶴や亀」等のお道具も取り揃えております。
また、初釜に合わせて、帛紗や、懐紙入れ(帛紗挟み)、 数寄屋袋等を新調するのもおすすめです。
「嶋台茶碗」「飾胴炭」「三宝」「訶梨勒」等、 おめでたいお茶席の設えに必要な品も幅広く扱っております。
巳(み)年について
皆様ご存知の十二支は、私たち日本人にもなじみ深く、令和七年 (2025年) は「巳(み) 」年です。
十二支は、中国を初めとしてアジアでも親しまれ、身近な動物が当てはめられているので、生まれ年としてよく知られています。 「巳」は、十二支の6番目で蛇のことです。蛇は古くから豊穣神として信仰の対象とされており、蛇は餌を食べなくても生きながらえるので、「神の使い」として崇められています。
脱皮を繰り返し成長するため、その様子が生まれ変わるように見えることから、「再生」「生命力」「命」の象徴と言われており、蛇柄の財布を持つとお金が出て行かず金運が上がると言われるなど、縁起が良いとされています。
また「十干(じっかん)」では、「乙(おつ:きのと)」の年となり、令和七年は「乙巳(きのと・み)」が正式な名称です。
「乙」は、十干における第二の文字となり、困難があっても進むことや、伸びやかに茂る草木に例えられます。
巳のお道具は、茶道だけでなく縁起の良いインテリアとして一年を通してお楽しみいただけます。
十二支、十干について
十二支は、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)と12種類あります。
十干(じっかん)は、甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)となります。
勅題(御題)について
「勅題」は、宮中の年中行事で行われる「歌会始」で詠まれる共通の御題です。
「歌会始」の起源は、鎌倉時代中期とも言われ、明治7年(1874年)には一般の詠進が認められ、国民も宮中の歌会に参加できるようになりました。
令和七年(2025年)の勅題は「夢」と定められました。
歌に詠む場合、「夢」の文字が詠み込まれていれば良いので、「夢幻」、「夢中」、「夢路」のような熟語、また、「夢見る」のように訓読しても差し支えありません。
歌会始(うたかい はじめ)
人々が集まって共通の題で歌を詠み、その歌を披講する会を「歌会」といいます。
既に奈良時代に行われていたことは、「万葉集」によって知ることができます。
天皇がお催しになる歌会を「歌御会 うたごかい」といいます。
宮中では年中行事としての歌会などのほかに、毎月の月次歌会(つきなみのうたかい)が催されるようにもなりました。
これらの中で天皇が年の始めの歌会としてお催しになる歌御会を 「歌御会始 うたごかいはじめ」 といいました。
古くから歌御会始といわれていたものが、1928年(昭和3年)以後は「歌会始」といわれることになりました。
歌御会始の起源は、必ずしも明らかではありません。鎌倉時代中期,亀山天皇の文永4年(1267年)1月15日に宮中で歌御会が行われており、『外記日記』はこれを「内裏御会始」と明記しています。
”宮内庁HPより抜粋”以後,年の始めの歌御会として位置づけられた歌会の記録が断続的に見受けられます。このことから、歌御会始の起源は遅くとも鎌倉時代中期まで遡ることができるものといえます。
干支・勅題のお道具は12年に一度の楽しみ
干支や勅題に関するお道具を目にすることは、茶道の大きな楽しみのひとつです。
1月の初釜やお稽古の際に、干支のお道具にお目にかかれます。
新年を迎えた喜び、干支が変わっていったことにお道具をとおして改めて感じることができます。
また、12月師走の季節にも、その年の干支のお道具を拝見する機会があります。
これを最後にまた12年後の楽しみとして少し寂しい気持ちになりますが、1年無事に過ごせたことに感謝のおもいを抱きます。